【社説】新型コロナ病床急いで確保し国民の不安減らさねば=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.18 17:19
きのう新型コロナウイルスの重症患者が522人に達した。韓国政府が対応できると公言してきた500人を大きく上回った。新規感染者数も3000人を突破した。
首都圏の重症患者用病床稼動率は、韓国政府が「サーキットブレーカー」(段階的日常回復中断非常計画)発動基準として提示した75%を超えた状態だ。病床がなく首都圏の患者を非首都圏に移すことがきている。それでも防疫当局から納得できるほどの説明は出ていない。いつまた防疫措置が強化されるのか不安な状態だ。国民のだれもが日常回復を待ちわびている間に防疫当局が病床準備をしっかりしていたのか疑わしい。感染症専門家らの間では「社会的距離確保を緩和すれば感染者と重症患者が増えるのは常識だが、この2年間政府が何を準備したのかわからない」という嘆きが出てくるほどだ。防疫当局はきのうワクチンの追加接種間隔の短縮とリスク評価計画を発表したが、繰り返される鈍い対応に不安は相変わらずだ。