「すでに医療崩壊」韓国、すべて埋まった集中治療室…呼吸器つけて救急室で順番待ち(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.16 08:41
今月14日、ソウル江南(カンナム)のA大学病院救急室。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)重症患者2人が救急室内の陰圧病室で治療を受けていた。2人とも自力では呼吸できないほど状態が深刻だった。人工呼吸装置がつけられていたが、救急室から集中治療室に移ることができなかった。この病院に用意された新型コロナ重症患者用病床がすべて埋まっていたからだ。近くの他の病院にも行けなかった。
病床不足はA病院だけの問題ではなかった。段階的日常回復(ウィズコロナ)の施行以降、新型コロナ重篤患者が急増し、現在、首都圏内の集中治療室は飽和の一歩手前だ。