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文大統領、岸田首相に書簡…「韓日関係、共に努力しよう」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.11 06:52
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韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、岸田文雄首相に祝賀の書簡を送った。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官はこの日、書面ブリーフィングで「文大統領が岸田首相宛てに第101代首相就任を祝う書簡を送った」とし「韓日関係発展のために共に努力していこうという意思を伝達した」と明らかにした。

 
岸田首相は先月31日の総選挙で衆議院(国会議員)が新たに構成された後に招集されたこの日の特別国会で第101代首相に再就任した。先月4日に前任の菅義偉前首相に続いて第100代首相に就任してから1カ月余りぶりだ。

朴報道官はこれに関連して「韓国政府は日本の新内閣(第2次岸田内閣)と、疎通と協力精神に基づき、両国間はもちろん新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)や気候変動対応などグローバル懸案に対処するために、互いに知恵を集めて解決のための努力を続けていくことを期待する」とした。

文大統領は先月4日、岸田首相の第100代首相就任の際にも祝賀の書簡を送っている。

文大統領は当時の書簡では「両国が民主主義と市場経済という基本価値を共有し、地理的・文化的に最も近い国家として、隣国らしい協力の手本を示せるように疎通して協力していくことを期待する」と明らかにした。

文大統領はその後、15日の初の首脳電話会談で韓日関係の冷え込みの原因とされている歴史問題に関連して「1965年韓日請求権協定の適用範囲に対する法的解釈に違いがある問題で、両国間の外交的解決法を模索することが望ましい」と述べたりもした。

あわせて「直接会って両国関係の発展方向について虚心坦壊に意見を交換できることを期待する」と述べた。

しかし岸田首相は「徴用や慰安婦問題は完全かつ最終的に解決されており、解決策は韓国が提示しなければならない」という日本政府の従来の主張を繰り返した。文大統領の対面会談の提案に対しても確答を出さなかった。

青瓦台は今月初めに英国グラスゴーで開かれた第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)首脳会議の際に韓日首脳による初会談が行われるのではないかと期待したが、文大統領が出席した「グローバルサプライチェーン首脳会議」に岸田首相が参加せず会談は実現しなかった。

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