韓国、産業デジタル転換を加速…3年間に25件の課題事業化支援
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.10.31 11:01
各国の産業でデジタル転換の風が激しい。第4次産業革命論の発源地ドイツは政府が製造・部品中心の「インダストリー4.0」政策で産業界を全面的に支援している。製造業大国の利点を十分に活用するための戦略を立てた。日本は政府がロボットやコンテンツ中心の「コネクテッドインダストリー」政策で産業界のデジタル転換を図っている。自動運転とスマートライフなどを重点製造業分野に設定し大々的な育成に出た。米国は情報通信技術(ICT)プラットホーム中心の民間主導革新に焦点を合わせながら、政府が間接支援する形で対応中だ。
韓国もこうした流れに加わっている。韓国政府は昨年7月に「韓国版ニューディール総合計画」を確定し発表した。ここにはデータダムの開放と活用に向けた人工知能(AI)学習用データ170種・4億8000件の順次開放など、デジタルニューディールの内容が盛り込まれた。続けて昨年8月には産業通商資源部が「デジタル基盤産業革新成長戦略」を発表した。大企業と中堅・中小企業間の協業に基づいて産業全般にデータとAIなどICTを融合させて高付加価値創出を図るという大きなビジョンを公開した。産業資源部はその後今年4月に再び「産業デジタル転換拡散戦略」を発表し、細部にわたる業種別・水準別のプロジェクトなどを推進していくことにした。