「炭素排出減らす」…190カ国の気候総会、最大の邪魔者はエネルギー大乱(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.28 10:57
◇気候変動によるエネルギー難に…原油価格急騰中
パリ協定に署名した当事国である中国とロシアなどの消極的な歩みは最近世界を揺るがしているエネルギー大乱と関連が大きいとみられる。パンデミック後の需要急増により石炭、石油、天然ガスの価格が急激に上がっており、中国は前例のない電力難に苦しめられている。西欧に天然ガスを供給するロシアもやはり炭素中立政策にともなう経済的得失を考えるほかない。代表的な石炭輸出国であるオーストラリアのモリソン首相は当初は不参加の意向を明らかにしていたが圧力に勝てずに結局COP26に参加することにしたのもこうしたジレンマのためと分析される。