平昌冬季五輪女子ショートトラックで「故意衝突」疑惑…渦中のスター選手は口を閉ざしたまま
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.11 09:50
韓国女子ショートトラック国家代表の沈錫希(シム・ソクヒ、24)に対して、2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)競技で故意にチームメイトに衝突したという疑惑が提起された。芸能メディアDispatch(ディスパッチ)が今月8日、沈錫希と代表チームの某コーチが平昌五輪当時にやり取りしたメッセージを公開した。この対話には「ブラッドバリーを作ろう」という言葉が出てくる。オーストラリア出身の男子ショートトラック選手スティーブン・ブラッドバリーは2002年ソルトレークシティー大会男子1000メートル競技で5人中5位で滑っていたが、前を滑っていた選手が連鎖衝突で転倒したことを受けて1位となり優勝した。
2人のメッセージによると、沈錫希がブラッドバリーのように漁夫の利で優勝する選手を作ろうと某コーチと謀議した可能性がある。実際、2018年2月22日女子1000メートル競技で沈錫希はチームメイトの崔ミン禎(チェ・ミンジョン、23)と衝突した。当時最後の1周を残して4位だった沈錫希は3位アリアナ・フォンターナ(イタリア)を抜こうと間に食い込もうとしていた。その時に5位だった崔ミン禎もアウトコースから追い越そうと沈錫希の横についた。その過程で衝突して2人とも転倒した。