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経済“赤信号”にも「心配ない」英国首相…外信「根拠のない楽観論」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.06 15:54
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世界5位経済大国の英国では、全国のガソリンスタンドでガソリン不足となり待機車両が相次いで立ち往生する「ガソリン大乱」が発生したが、ボリス・ジョンソン首相は放送局インタビューに登場して「英国経済には何の問題もない」というバラ色の楽観論を繰り広げた。一部ではジョンソン首相に対して「現実感覚を失ったパングロス(Pangloss、根拠のない楽観論者)」という非難がある。

5日(現地時間)、ジョンソン首相は英国ITVとBBCラジオのインタビューに相次いで出演して「英国経済は巨人が目覚めて体験するストレスと緊張状態にあるだけで、インフレ懸念はない」とし「英国は堅実に経済成長を遂げている」と述べた。また「英国がブレグジット(Brexit・英国のEU離脱)を契機に結局賃金上昇と投資拡大という恩恵を受けることになる」とも主張した。

 
現在、英国は先月26日から全国的に深刻なガソリン大乱が続いている。この日、英国大型石油会社BPが「最近全国のガソリンスタンドの3分の1程度はガソリンの在庫が底をついた」と発表すると一部のドライバーの間でガソリンの買い占めが起きた。大多数ガソリンスタンドは最初から店を閉め、そのうえガソリンがあるところでは1人あたりの給油限度を30ポンド(約4560円)以下に制限したがすでに在庫が底をついている。各ガソリンスタンドではガソリンを購入しようとする車両が長蛇の列を作り、道路では車両が入り乱れて渋滞が起き始めている。

このようなガソリン大乱はブレグジットと新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態の後遺症で外国人労働者が大勢流出したことから始まった。今年1月、英国はブレグジットを発効して低熟練労働者の移民を禁止することを骨子とした移民制度を変更したことがある。新移民制度によると、外国人が英国に就職許可を受けるためには熟練技術と英語能力を基準として点数を受けなければならない。低熟練低賃金労働者や英語駆使能力の低い人には事実上ビザ発行を遮断する制度だ。結局、ブレグジット以降、外国人トラック運転手2万人が英国から離脱した。

これに対して労働党のキア・スターマー代表は「英国では石油の在庫がすっかり底をつき、石油を運ぶトラック運転手は現在10万人が足りない」としながら「十分に予想可能で防げたことなのに、政府の完全な計画不足でこのような事態を招いた」と批判した。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)も「現在、英国のガソリン大乱と物資不足は外国人労働者雇用を難しいものにしたブレグジットの結果」としながら「政府は買い占めに出た国民に矛先を向けている」と指摘した。

NYTは英国の供給不足がクリスマスまで続くと展望した。英国人はクリスマスになると七面鳥、ベーコンで包んだソーセージ、グレイズドハム、ヨークシャープディングなどの特選料理を食べる。だが、全国養豚連合は「屠殺場の人材不足で12万頭の健康な豚まで淘汰させるほど」と話した。英国養鶏協会も「人材不足のために七面鳥の生産量を20%減らすほかはない」とした。

問題解決のために政府はトラック運転手5000人に短期ビザを発行することにしたが、今まで127人が申請しただけだとジョンソン首相は話した。業界では27人と把握されると明らかにした。物価上昇の勢いも尋常ではない。英国の8月の物価上昇率は3.2%であり、イングランド銀行は4%を超えるとみている。目標物価上昇率は2%だった。

このような状況にもかかわらず、ジョンソン首相が放送インタビューで「最近広く知られるインフレ恐怖は根拠がなく、需要と供給の法則によって企業が問題を解決するだろう」と楽観論を繰り返した。ブレグジットが正しい決定だったということを強調して「他に選択肢はない(There is no alternative)」と言ったマーガレット・サッチャー元首相の語録を引用することもした。サッチャー元首相は過剰福祉と生産性低下という「英国病」を正すために強力な新自由主義政策を推進してこのような言葉を残した。

ジョンソン首相はまた「政府は一日で魔法のようにシステムを変化させることはできず、英国は新経済モデルに転換するターニングポイントに来ている」と強調した。ブルームバーグ通信は、ジョンソン首相がBBCとのインタビューでガソリン大乱とインフレ問題に対して曖昧な弁舌を繰り返すと司会者が「もう話を止めてください」と制止したと報じた。

英国日刊ガーディアンはコラムを通じてジョンソン首相の態度を「パングロス」に遠回しにたとえた。パングロスはフランス作家ヴォルテールの小説『カンディード』に登場する究極の楽天家だ。純真な青年カンディードを教えるパングロス教授は「この世の全ては最善の状態にある」と主張する。ヴォルテールはパングロスを通じて欧州の根拠のない楽観論を嘲笑した。ガーディアンは「ジョンソン首相は現在の経済難を明るい未来に進む過程で発生する一時的な乱気流だと説明するしかない」としながら「(首相が)目的地をユートピアとして描くほど、そこに到達する実際の可能性は低い」と一喝した。NYTも「ジョンソン首相と英国保守党は安易で現実感覚がない」と批判した。

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