【コラム】日本思想家の「2つの顔」を同時に見よう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.05 13:20
人の行為には2種類があると主張した哲学者がいた。一つは自由・独立・創造・生命の行為で、もう一つは不自由・依存・反復・死の行為だ。前者が能動と個性の「する」なら、後者は受動と没個性の「される」だ。
彼は27歳ぐらいに書いた手紙で、善と「真の自分」を探すべき場所として、どこまでも深い「心の中」に言及している。悪口・妄念・卑しさの根本を切り、内心に深く分け入り、真の自分を得るところで善、いや真善美が具現されて生命も得るが、違うものに抑えられれば死だ。真の自分と一つになる時間が1分でも生命は永遠だと書いた。