４日に発足した日本の岸田文雄内閣に関し、５日、韓国の新聞社の社説には期待と憂慮が入り混じった。

韓国日報は「『安倍継承』で組まれた日本新内閣に懸念」という社説で「岸田新政権が『安倍・菅継承政権』であれば、今後も解決の糸口を見出すのは困難ではないかと懸念される」とし「自民党内の穏健派故に期待していた岸田政権の外交安保ラインが韓日関係改善の意志がない人事一色では、生産的対話が可能かどうか疑問」とした。

ハンギョレ新聞は「日本の岸田新首相、『第１００代首相』らしい『発想の転換』を期待する」という社説で、「新首相の就任が凍りついた韓日関係にとっても変化の契機となることを願う」とし「岸田首相が前提条件なしに対話に取り組むことを期待する。カン・チャンイル駐日大使の面談要請を最後まで拒否したまま首相職を終えた菅前首相とは違うことを願う」と記した。

国民日報は、「日本、岸田内閣発足…韓国との疎通に積極的取り組みを」という社説で「新内閣が安倍路線から脱却してこそ韓日関係の未来に希望があるはずだが、そのような兆しが現在としてはあまり見られず残念だ」とし「党内の穏健派に属する岸田首相が韓国との関係に前向きな態度を見せるのを期待するほかない」と記した。