韓国の電気自動車火災、70%がパウチ型バッテリー
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.30 10:23
この5年間に電気自動車とエネルギー貯蔵装置(ESS)で発生したバッテリー火災は47件だった。与党「共に民主党」の辛正勲(シン・ジョンフン)議員が29日に産業通商資源部と国土交通部から提出させた資料によると、2017年から最近までバッテリーのタイプ別ではパウチ型で33件、角形で12件、円筒形で2件の火災が起こった。メーカー別ではLGエネルギーソリューションが32件、サムスンSDIが11件、SKイノベーションが1件、その他企業が3件だった。用途別ではESS用バッテリーで32件、電気自動車用バッテリーで15件の火災が発生した。
二次電池(バッテリー)は大きくパウチ型、角形、円筒形に分けられる。韓国のバッテリーメーカーのうちLGエネルギーソリューションとSKイノベーションはパウチ型を主力製品として生産する。サムスンSDIは角形バッテリーを主力とする。バッテリーのタイプ別に長所と短所がある。パウチ型はバッテリー素材を積み重ねた形態だ。エネルギー密度と空間効率が優秀だ。生産工程が複雑なため精巧な技術力が求められる。角形は安全性と耐久性が良い代わりにエネルギー密度と空間効率はやや落ちる。