米議会「タリバンが入手した米兵器、北朝鮮への販売を懸念」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.25 11:36
米国議会でタリバンが入手した米国の兵器が北朝鮮に流れる可能性があるという懸念が出てきた。米共和党のジェームズ・コマー議員(下院監督改革委員会幹事)とグレン・グロスマン議員(下院国家安保小委員会幹事)議員は23日(現地時間)、オースティン米国防長官に送る公開書簡でこのように明らかにした。
両議員は書簡で「すでにタリバンは相当量の米国製兵器で武装し、バイデン政権は現在タリバンがどれほど多くの米国製武器を確保して運営しているのか全く知らないようだ。タリバンが中国・ロシア・イラン・北朝鮮などの敵国に米国製兵器を売る可能性がある」とし、対策の準備を促した。
これに先立ち米ホワイトハウスは17日、米国がアフガニスタン軍に支援したUH-60ブラックホークヘリコプターなどをタリバンが入手した事実を認めた。サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)はこの日「すべての武器がどこに消えたのか確実には分からないが、相当量はタリバンの手に渡ったのは確実」とし「米軍が撤収する時に米国に譲り渡すとは考えていない」と述べた。