【時視各角】南北通信線の復元という「希望拷問」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.03 12:05
先月27日、遮断されていた南北間の通信線が13カ月ぶりに復元され、あちこちで大騒ぎになっている。南北交流の回復はもちろん、首脳会談まで進めようと言って期待する人たちが少なくない。しかしローマの詩人ホラティウスの言葉のように、一羽の燕が春の到来を告げるのではない。今ようやく電話線一つがつながったにすぎない。意味のある交流までは多くの変数がり、あちこちに地雷が埋められている。
明白なのは、今回の通信線復元の裏に北朝鮮の思惑があるという事実だ。その間、北朝鮮は対北朝鮮人権決議案、韓国哨戒艦「天安」事件に対する5・24措置など、さまざまな口実で通信線を突然遮断したり、都合に合わせて復元したりしてきた。