ジュリーの壁画まで登場…どん詰まりの韓国大統領選ネガティブ・キャンペーン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.30 08:27
ソウル都心のど真ん中にある中古書店ビルの壁に壁画6点が掲げられた。「ジュリーの男たち」と描かれた1番目の壁画には「2000某医師、2005チョ会長」などジュリーと関係のあるような7人の名前が並べられた。2番目の壁画には「ジュリーの夢! 大統領夫人の夢!」という文面とともに金髪の女性が描かれている。「ジュリー」は、いわゆる「尹錫悦(ユン・ソクヨル)Xファイル」などに登場する尹錫悦前検察総長の夫人キム・ゴンヒ氏の別称で、キム氏が過去江南(カンナム)風俗店で働いた際に使っていたニックネームという疑惑がある。「キム・ゴンヒ・ホステス説」などは与党派ユーチューブの間で多く登場したが、現在まで全く事実と確認されていない噂に過ぎない。だが、壁画はこれを既成事実化した。壁画を掲げた人は「風刺であり、表現の自由」として「キム・ゴンヒ氏が『ジュリー』だと認めれば撤去する」と話した。与党の熱烈な支持者はここを「聖地巡礼」として褒め称えた。歪んだ大韓民国民主主義の現住所という指摘が出る。
29日、ソウル鍾路区貫鉄洞(チョンノグ・クァンチョルドン)の「H中古書店」の前は一日中、大きく騒がしかった。「ジュリーの壁画」の便りが知らされ、今度は保守支持者が集まって抗議のデモを行った。保守団体とユーチューバーはこの日朝から3台の車両を利用して壁画の前を遮っては『モンキー・マジック』という歌を流した。彼らは「左派は悪魔」「自由大韓民国は常識と正義が崩れた」と大声を張り上げた。