「ニューヨークIPO推進」のティックトックCEO、中国当局に呼ばれた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.14 09:32
中国の動画投稿アプリのティックトックを運営するバイトダンスが4月に米ニューヨーク証券市場上場を断念したことが中国規制当局の圧力のためだったとウォール・ストリート・ジャーナルが13日に報道した。バイトダンスは昨年から米国や香港の証券市場での企業公開(IPO)を推進してきた。4月23日には突然「IPOに必要な要件をそろえられなかったと自主的に判断した。現在としてはIPOの計画はない」という立場を出した。同社の昨年の売上額は343億ドルだった。一時この会社の企業価値は1800億ドルに達するという話も業界から出ていた。
同紙は匿名の関係者の話しとして、バイトダンスの張一鳴創業者兼最高経営責任者(CEO)が3月初めに中国のインターネット監督機関である国家インターネット情報弁公室(CAC)関係者に会ったと報道した。CAC関係者はバイトダンスのアプリケーションがデータセキュリティ規定に違反しかねないと懸念したという。その上でバイトダンスがどのようにデータを収集し保存、管理するのか確認したと同紙は伝えた。