<最悪の韓日関係 突破口は>「NOジャパン」不買運動は弱まり…韓日貿易が回復傾向
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.07.03 12:25
ソウルに暮らす会社員キム・ジヨンさん(39)は最近、日本ブランドの乗用車を購入した。関心があった国産車は半導体不足のため半年以上も待たなければいけないという話を聞いてあきらめた。別の自動車を考えていたキムさんはすぐに納車が可能という日本車を選択した。日本車に乗れば非難の対象になるかもしれないが、最近は「ノー(NO)ジャパン」など日本不買運動の雰囲気が弱まっている点も選択の理由となった。
韓国と日本の政治・外交関係の中で停滞していた両国間の経済交流は、徐々に正常化の道に向かっている。今年に入ってからは両国間の貿易規模が増加傾向を見せている。韓国企業の主力輸出品目である半導体・電子機器などの輸出好調が続く中、日本から半導体・電子機器の素材・部品・装備輸入が増えたからだ。不買運動が弱まり、日本産の自動車・ビールをはじめとする一部の品目は販売量が回復に向かっているという分析も出ている。経済界は年末に両国間の貿易規模が完全に正常化すると期待している。