ソウル大学研究チーム「10時間寝る男の子、8時間寝る子どもよりIQ高い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.01 10:42
睡眠時間が少ない満6歳の男の子は十分に寝た子どもよりIQ(知能指数)が低いという研究結果が出た。ソウル大学医大環境保健センター研究チームは30日、このような内容の「児童の睡眠時間とIQ点数の関連性研究」の結果を「行動医学の国際ジャーナル(International Journal of Behavioral Medicine)」の最新号に掲載した。
研究チームが満6歳の子ども538人を対象に調査した結果、睡眠時間が多いほど言語的IQ(Verbal IQ)点数が高まる傾向が現れた。具体的に一日睡眠時間が8時間以下である男の子は10時間以上寝た男の子よりIQ点数が10点低かった。女の子はこのような傾向性を見せなかった。
研究チームは「睡眠財団(National Sleep Foundation)では学校に行く前を指す『学童前期』には10~13時間、幼い生徒時期である『学童期』には9~11時間の睡眠時間を勧告時間として定めている。だが、わが国では7~8歳の子どもの86.1%の睡眠時間が9時間未満で、睡眠不足が深刻だ」と指摘した。