マグロの味に開眼する中国、苦しむ南太平洋サモアの漁師(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.21 13:44
南太平洋のリゾート地サモア島(米国領)の漁民は数年前から減少したマグロの漁獲量にため息をついている。現地水産生態科学者のマーク・フィチェット(Mark Fitchett)氏は「サモアの漁師は2007年にアルバコア(ビンナガ)マグロを5000トン捕獲していたが、最近では1000トンもやっと」とし「この地域のアルバコアマグロの半分は中国遠洋漁船が獲っていく」と主張した(先月17日、米ハワイメディア「Honolulu Civil Beat」の報道)。フィチェット氏は「中国遠洋漁船『艦隊』の規模が大きくなり、サモアの魚族資源が被害を受けている」と怒りをあらわにした。
人口14億人を抱える大国・中国は国民の海産物の消費量が増えて、最近では「マグロの味」に開眼し、世界の海で警告音が響いている。英日刊紙「ガーディアン」は13日(現地時間)、最も肥沃な太平洋マグロ漁場が中国という脅威に直面していると報じた。