国防部が２６日の韓独国防相会談開催と関連した報道資料を出しながら外交的欠礼と取られかねない内容を明記し議論が起きている。

国防部国際政策官室国際政策課が作成した３ページの該当報道資料には、会談の成果などとともに添付資料としてクランプカレンバウアー国防相の略歴を整理して盛り込んだ。ところが、年齢と出生地、学歴と主要経歴などを羅列した後、一番下に「特徴」として「既婚、子女３人」と書いた。

これは人妻である閣僚という点を際立たせる意図とみられるが、国防相職とは全く関係がない内容だ。こうした内容を盛り込んだ報道資料は国防部ホームページを通じだれでも見ることができる。

このため軍内でも「外交的欠礼」という指摘が相次ぐ。匿名の軍関係者は「政府当局の報道資料に盛り込む内容ではない。最終的に長官に報告した後で一般に公開する会談関連報道資料にこうした内容が記載されたこと自体が驚くことだ。明らかな過ちだ」と話した。

これまで国防部が徐旭（ソ・ウク）長官と海外の閣僚らとの会談と関連して出した報道資料と比較しても異例だ。最近開かれたインドネシア（４月８日）、インド（３月２６日）、米国（３月１７日）との国防相会談の結果を伝える報道資料には相手国の国防相の略歴は最初から記載されていない。

ただ昨年１２月２１日のオーストラリアのレイノルズ国防相（当時）との会談報道資料には略歴が含まれていたが、同じく女性閣僚なのに結婚の有無などに対しては明記しなかった。

今回の議論と関連し国防部関係者は「特に意図したものではなく、内部報告用の内容が入ったようだ。調べた上で措置を取りたい」と答えた。