【社説】韓米経済同盟結んだ「コアテク」、規制を解除しなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.25 12:02
韓国と米国が安保を超え経済・技術同盟を結んだ。その原動力は何か。半導体やバッテリーをはじめとする韓国の「コアテク」(核心技術)だ。コアテクは世界的経営学者のジム・コリンズが『ビジョナリー・カンパニー』(原題:Good to Great)で強調した「ハリネズミ戦略」の核心道具だ。ライバルを圧倒する技術さえあればだれも触れることのできない力になる。今回の韓米首脳会談はその現実を遺憾なく見せた。
まず韓国は半導体とバッテリーで強力な競争優位を確保している。中国の挑戦に応戦した米国は先端技術の信管である半導体とその心臓の役割をするバッテリーのサプライチェーンを米国中心に再編し出した。1980年代以降日本と韓国に相次ぎ渡して事実上空洞化した米国の先端製造業の生産能力を友好国の企業の力を借りて復元しようとするものだ。韓国は今回44兆ウォン規模の投資手土産を提供した。バイデン米大統領はサムスン電子、現代自動車、LG、SKの名前をひとつずつ挙げ、これら4大企業代表を立たせて「サンキュー」を3度繰り返した。