【噴水台】Kの起源=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.17 15:39
韓国はワクチン不毛地だった。わずか10年余り前でさえそのような有様だった。緑十字が国内で初めてワクチンの大量生産に乗り出したのは2009年新型インフルエンザの頃だ。新型インフルエンザの前まで国内のワクチン産業は原液を輸入して小分けにした後で流通するのにとどまっていた。ワクチン生産量が画期的に増えたのは悲しい記憶のためだ。新型インフルエンザの大流行で世界的なワクチン不足現象が続くと、韓国政府は多国籍製薬会社を回りながらワクチンを供給してほしいと泣いて訴えなければならなかった。李明博(イ・ミョンバク)政府はワクチン企業に対する政府支援を大幅に増やし、新型インフルエンザを克服した。
ワクチン自給率を引き上げたのは朴槿恵(パク・クネ)政府だ。中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスの時だった朴槿恵政府は2017年ワクチン自給率を50%まで高める政策を用意した。緑十字とSKバイオサイエンスなど国内バイオ企業がワクチン技術開発に積極的に出始めた背景だ。文在寅(ムン・ジェイン)政府が自慢するK防疫はこのように蓄積された経験と技術力がなければ不可能だった。