危機の文氏、外治も難題山積…正恩氏の呼応も、菅氏の決断も難しくなる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.08 17:00
7日の再・補欠選挙惨敗から始まった文在寅(ムン・ジェイン)政府の危機は内政だけでなく外治にも影響を及ぼす展望だ。主な外交懸案の当事者である相手国もレームダック危機を迎えた文政府と重要な懸案を進展させたり決着させたりするのは適切ではないと判断する可能性が高いためだ。
◆北朝鮮「韓国パッシング」、さらに鮮明に
北朝鮮はすでに任期末に入った文在寅政府を無視するような態度を見せている。先月16日、金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長は韓米合同訓練を非難しながら「今回の厳重な挑戦で、任期末期に入った南朝鮮当局の前途が非常に苦痛で平安でなくなるだろう」としながら「任期末期に入った」とわざわざ言及しながら皮肉った。事実、2019年2月米朝首脳間の「ハノイノーディール」以降、北朝鮮は韓国を事実上「パッシング」してきた。文政府は制裁柔軟化を公開的に主張するなど南北関係で前のめりすぎではないかという懸念の声にも北朝鮮に大小の協力を提案したが、すべて無視された。