BTSやイ・ヒョリを攻撃した中国「憤怒青年」…誰が彼らを育てたのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.29 15:13
昨年7月、韓国女性歌手イ・ヒョリがMBC(文化放送)のバラエティ番組『遊ぶなら何する?』で、自分の中国の芸名に「マオはどうですか」と発言したところ、中国ネットユーザーから集中攻撃を受けて結局インスタグラムを閉鎖したことがあった。1カ月後、BTS(防弾少年団)もヴァン・フリート賞を授賞して韓国戦争(朝鮮戦争)をめぐり「(韓米)両国がともに体験した苦難の歴史」と言及して同じようなことを経験する羽目になった。
当時「中国に礼儀を守れ」「歴史を正しく知れ」という中国ネットユーザーの怒りに満ちた対応は韓国社会にも少なくない衝撃だった。最近出版された『中国愛国主義紅衛兵、憤怒青年』は、このような状況を説明する糸口を提供してくれる。著者のキム・インヒ氏(東北アジア歴史財団研究委員)は20年近く中国で活動し、このような問題をぶつかった。「憤怒青年」は中国でオンラインを利用して「盲目的に愛国し、狂的に外国を排斥し、自由主義的知識人を攻撃する」青年世代を示す用語だ。