【時論】また越境事件、前方の新しい警戒作戦体系が必要=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.02 16:02
江原道高城(コソン)で北朝鮮の男性が泳いで越境する事件が発生し、韓国軍の警戒に対する国民の不安と憂慮が深まっている。北朝鮮住民の越境を軍が認識したのは、監視装備が越境者を何度か捉えた後だった。「水も漏らさぬ警戒」を期待してきた国民は失望を越えて怒りを感じている。
国防部と軍は毎回、再発の防止を公言するが、似た事例が繰り返される理由は何か。筆者は従来の対策が十分でないためと考えている。陸軍の11個師団が投入されて警戒作戦を遂行する休戦ラインの長さは約239キロ。西端を担当する海兵2個師団が警戒の責任を担う地域の海岸線の長さは255キロにもなる。