内需市場に重点置く中国、輸出戦略の見直し迫られる韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.22 07:59
中国が経済政策の重点を内需市場に置き、韓国企業は対策をまとめる必要があるという分析が出てきた。中国が中間財輸入の割合を減らし中国製部品・素材の使用を拡大すれば韓国企業は既存の輸出戦略を変えなければならないという話だ。
韓国銀行は21日、「最近の中国輸入需要の特徴と今後の条件点検」と題する報告書をまとめた。報告書によると、中国は昨年5月に習近平国家主席が提示した「双循環」に基づいて経済構造変化戦略を立てた。双循環の骨子は内需(国内大循環)と貿易(国際大循環)の好循環だ。既存の輸出主導成長から転換し内需市場を活用した成長にシフトするという戦略だ。中国は2025年までに10大核心産業の部品・素材国産化率を70%まで引き上げるサプライチェーン国産化計画を提示した。