文正仁氏「バイデン政権、北朝鮮担当高官級政策調整官を選任すべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.10 08:33
韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官が9日(現地時間)、香港メディアのアジアタイムズの単独インタビューで、バイデン政権が米朝対話を再稼働する案について「北朝鮮問題を担当する高官級政策調整官(a senior policy coordinator)を選任すべき」と主張した。また、ジョン・ケリー元米国務長官とウェンディ・シャーマン米国務副長官候補者を候補に選んだ。
文氏は「バイデン政権は北朝鮮との交渉でボトムアップ方式を好むはず」とし「この場合、米国は十分な権限が委任されない北朝鮮側のカウンターパートと向き合うことになり、交渉でいかなる成果も出せなくなるかもしれない」と指摘した。続いて「議会とも緊密に意思疎通できる高官級調整官が出て北朝鮮との意思疎通を主導すべき」と助言した。さらに「この場合、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長も米国と会う意思を見せるはず」と予想した。