【社説】韓国初代高位公職者犯罪捜査処長、中立守れという国民の思いを肝に銘じよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.31 16:19
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が30日午前に高位公職者犯罪捜査処の初代処長候補として金鎮ウク(キム・ジンウク)憲法裁判所選任研究官を指名した。この日午後には秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の後任に与党のベテラン議員の朴範界(パク・ポムゲ)氏を指名した。任期を1年半ほど残した時点で初代高位公職者犯罪捜査処長と新任法務部長官候補者を指名し文大統領は「検察改革シーズン2」の幕開けを告げた。今回の人事も政界の予想をはずれなかった。2人の候補者とも判事出身で、「高位公職者犯罪捜査処長と法務部長官に検察出身者を座らせないだろう」という予想は当たった。
金氏の指名に野党「国民の力」は猛攻を浴びせた。キム・イェリョン報道官は「政権に合わせて作られた高位公職者犯罪捜査処長を選択した。秋長官後の新たな防護壁と操り人形を立てようとするもの」と批判した。これに対し与党「共に民主党」は「権力機関改革の制度化が始まった。政治的中立性と公正さで高位公職者犯罪捜査処を率いてほしい」と歓迎の論評を出した。