大韓医師協会、国家医療危機緊急事態を宣言 「今年コロナ以外で2万人超死亡」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.24 06:28
韓国の大韓医師協会(医協)が23日、国家医療危機緊急事態を宣言した。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)新規感染者が連日1000人前後報告されている状況で、医療体系の崩壊が現実化すると警告した。新型コロナ患者の治療に医療資源が集中し、今年死亡率が6%上昇したと分析した。人数でいえば2万人(新型コロナ死亡者739人)となる。
医協は宣言文を通じて「新型コロナワクチンが開発されて一部の国家で接種が始まったが、われわれはこれまで一度も入ったことがない『暗いトンネル』に入っている」と説明した。
現在、韓国内の上級総合病院は新型コロナ重症患者治療のために許可病床の1%を提供している。医協は傘下に災難医療支援チームを設けた。全国1100人余りの医師が重患者の治療と選別診療所、生活治療センターなどに派遣され、新型コロナと死闘を繰り広げている。