【社説】コロナの戦時状況…官民ともに医療システムの崩壊を防がねば=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.14 12:01
新型肺炎の感染者が昨日1030人に急増して国内に初めて感染者が発生した1月20日以来最多となった。大韓民国の防疫が戦時状況を彷彿させる絶体絶命の危機を迎えている。
より大きな犠牲を防ぐためには今でも政治防疫でない科学防疫の基本に立ち戻るべきだ。大統領からK防疫の自画自賛をやめ、政府と医療界はもちろん国民一人ひとりが一丸となって医療システムの崩壊を防ぐのが急務だ。2月末新天地教会を中心に感染者があふれた第1次大流行以降韓国の防疫戦略は「3T」、すなわち診断検査(Test)、疫学追跡(Trace)、迅速な治療(Treat)が核心だった。ところが、3Tで故障した信号が相次ぎ鳴り続けている。そのため、3Tを補完・強化することに集中する必要がある。
第一に、診断検査を画期的に増やさなければならない。その間医療界専門家らが粘り強く検査を拡大してほしいと促しても政府は聞き流した。韓国製診断キットを多く輸出しながらも韓国国内では抗原・抗体検査を排除して唯一PCR検査だけに固執して疑惑が持たれた。第3次大流行の震源地である首都圏を中心に今若年層と中高年層に無症状感染が広範にわたって広まっている。時機を失したのは事実だが、今日から首都圏150カ所で携帯電話番号さえ提示すれば無料検査が可能だ。国民の積極的な参加を促したい。