【コラム】大統領の沈黙…離れる民心=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.01 09:05
大韓民国の法務部長官と検察総長が泥仕合を見せている。検察総長職務排除の正当性に対する行政法院の部長判事と懲戒委員の判断が待っている。承服の代わりに聞いたことも見たこともない訴訟につながるだろう。国会議員5選の民主党の李相ミン(イ・サンミン)議員さえも「ゴミの悪臭がする争いにうんざりする」と語った。参与連帯も「国民の炎症と疲労感は表現できないほど」とし「大統領が解決すべき」と促した。国民は不安を通り過ぎて怒りを感じている。しかし文在寅(ムン・ジェイン)大統領は口を閉じている。
与党は尹総長を「判事査察」の総責として烙印し、監獄に送る態勢だ。宋永吉(ソン・ヨンギル)議員は「総長から退いて不正容疑に関する捜査を受けるべきだ」と述べた。しかし職務停止と解任の正当性を争う訴訟で尹総長が勝てば、逆に秋美愛(チュ・ミエ)法務長官が危機を迎えるだろう。最悪の混乱だ。