韓国ボーイズグループＢＴＳ（防弾少年団）が、米国最高権威の大衆音楽授賞式「グラミー賞」にノミネートされてできたら受賞までしたいという希望を繰り返し明らかにした。ＡＰ通信やＢｉｌｌｂｏａｒｄ（ビルボード）など主要外信はＢＴＳが来年初めに開かれる第６３回グラミー賞候補に入る可能性が高いという展望を相次いで出している。

ＢＴＳリーダーのＲＭはグラミー候補発表を一日後に控えた２３日（現地時間）、米国雑誌Ｅｓｑｕｉｒｅ（エスクァイア）の冬号表紙モデルのインタビューで「僕たちはグラミー候補に入って、可能だったらぜひ受賞したい」とし「米国旅程の最後はグラミーだと考える」と明らかにした。

米国レコーディング・アカデミーは２４日午前９時（日本時間２５日午前２時）、ライブストリーミング行事を通じて来年１月３１日に開かれる第６３回グラミー賞の候補を発表する。

ＢＴＳは８月に発売した『Ｄｙｎａｍｉｔｅ』がビルボードのメインシングルチャート「ＨＯＴ　１００」で首位にランクインした。先月の「ビルボード・ミュージック・アワード（ｔｈｅ　Ｂｉｌｌｂｏａｒｄ　Ｍｕｓｉｃ　Ａｗａｒｄｓ）」で４年連続「トップソーシャルアーティスト」賞を受賞したほか、前日に開かれた「アメリカン・ミュージック・アワード（ｔｈｅ　Ａｍｅｒｉｃａｎ　Ｍｕｓｉｃ　Ａｗａｒｄｓ）」では２冠に輝いた。

ビルボード・ミュージック・アワーズとアメリカン・ミュージック・アワーズを制したＢＴＳは米国の３大音楽授賞式のうちグラミー賞ノミネートと受賞だけを残した状況だ。

主要外信もＢＴＳが第６３回グラミー賞にノミネートされる可能性が高いと見ている。

ビルボードは１７日、「グラミー賞４大部門の最も有力な候補８人」記事で『Ｄｙｎａｍｉｔｅ』が今年のレコード賞である「Ｒｅｃｏｒｄ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｙｅａｒ」候補に入る可能性が高いと報じた。

ＡＰは、ＢＴＳが「最優秀ポップ・デュオ／グループ・パフォーマンス賞」部門の候補に入るだろうと予想した。ＡＰは「ＢＴＳがヒット曲『Ｄｙｎａｍｉｔｅ』で『最優秀ポップ・デュオ／グループ・パフォーマンス賞』にノミネーションされる可能性があり、最近のアルバム『ＭＡＰ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＳＯＵＬ　：　７』は『最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞』で競争するかもしれない」と予想した。

一方、Ｅｓｑｕｉｒｅは今回の号でＢＴＳの結成過程や練習生時期、世界観、音楽とメッセージ、成功要因、ファンダムＡｒｍｙ（アーミー）の社会的貢献活動などを深層的に扱った。

同誌はまた「ＢＴＳは今、地球上で最も大きな存在だが、彼らを米国に紹介することには終わりがないようだ」とし、ＢＴＳがティーンエージャーから愛されている点、米国と言語・文化的な違いがある点で、米国主流社会からやや低評価を受けていると分析した。