AIカンニングで韓国最上級の棋士破る…13歳の天才囲碁少女の反転
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.20 09:41
韓国囲碁界で10代前半の最年少プロ棋士で「天才囲碁少女」と呼ばれているキムさん(13)。キムさんは最近、オンライン囲碁大会で韓国最上級棋士を破ったが、人工知能(AI)の助けを借りて対局を行ったのではないかとの疑惑が提起されて囲碁界がざわついている。特にキムさんは財団法人韓国棋院が不正行為を把握しても懲戒を先送りしている間、別の大会に参加して公正性問題が拡散している。
19日、囲碁界によると、キムさんの「AIカンニング疑惑」が表沙汰になったのは9月29日午後11時ごろ行われたオンライン囲碁大会「ORO国手戦」だ。当時キムさんは24強で国内ランキング7位の李9段に対し、129手で黒不計勝(中押し勝、計算する必要がないほど地合いの差が大きい勝利)を収めた。だが、囲碁同好人が試合結果を分析した結果、キムさんが打った手がAIプログラムが推薦した数と92%程度一致するとして疑惑を提起した。
カンニング論争が広がると、韓国棋院は国家代表コーチ陣を通じてキム氏と面談し、国内外のAI会社に対局棋譜の分析を依頼した。11月第一週に行われた1次調査ではAIカンニング疑惑を一部認めたキムさんの供述を確保した。ただし、正確な調査のために「真相調査委員会」を設けて追加調査に入った。韓国棋院は2次調査結果に基づき、20日に懲戒結果を発表する。