北核交渉、トランプ-金正恩の2トップショーから「ボトムアップ」へ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.09 11:26
バイデン政権の韓半島(朝鮮半島)関連政策は「ABT」に向かうのか。バイデン民主党大統領候補の当選を眺めた韓国外交関係者の最も大きな関心事だ。ABTとは「Anything But Trump」の略語で、「トランプ政権の政策はすべて排斥する」という意味と解釈できる。その程度は異なるが、米国で理念性向が異なる政権が誕生するたびに繰り返されてきた現象だ。
トランプ大統領が主導してきた「トップダウン」方式の米朝関係に根本的な変化が予想される。トップダウン方式を公開的に支持してきた政府も、新しいホワイトハウスを相手にしなければいけない。
バイデン氏が公開してきた対北朝鮮接近法は「原則に立脚した対北朝鮮関係」だ。バイデン氏は非核化交渉について「北朝鮮が核能力を減らせば金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会う」(10月22日の最終テレビ討論会)という立場を明らかにしてきた。