政府批判した馬雲氏召還後に…中国、アントグループの上場電撃中断
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.04 07:37
アリババ創業者である馬雲氏の一言で345億ドル規模で進行中だった中国アントグループの企業公開(IPO)が頓挫の危機に陥った。世界最大規模で推進中だったアントグループのIPOが証券市場上場を2日前にして電撃延期されためだ。上海と香港証券取引所は3日、5日に予定されたアントグループの上場を延期すると明らかにした。具体的な期限を明らかにしなかったため事実上上場が無期限延期されたと分析される。
アントグループの実質的経営権を持つ馬雲氏が公開席上で中国金融当局の保守的政策基調を正面から批判した後に続いた強力な制裁だ。上海証券取引所は中国の中央銀行に当たる人民銀行と証券監督管理委員会、銀行管理監視委員会、為替管理局の4機関がアントグループを実質的に統制する人物(馬雲氏)や会長・総裁らと「約談」したことと関連があると説明した。