韓国野党、文大統領施政演説に猛攻撃「借金国家だけは免れるよう求める」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.29 13:49
金鍾仁(キム・ジョンイン)国民の力非常対策委員長は「大統領の施政演説を聞くと伝貰(チョンセ、契約時に一定の金額を賃貸人に預け、月々の家賃は発生しない不動産賃貸方式)価格の安定には絶対的自信があるというが、何を根拠に自信があるというのか納得がいかない」と述べた。金鍾仁委員長は29日午前、国会で開かれた党非常対策委員会で「政府のこれまでの不動産対策の結果が、マンションの価格上昇ばかり招いた」と述べた。
この日、金委員長は韓国政府の不動産政策批判に発言時間のほとんどを費やした。金鍾仁委員長は「最近、政府の不動産政策の影響が非常に笑えない状況になっているようだ。小さな家に住んでいて、家族が増えたから大きな家に引っ越しをしようとしたが、区役所が許可を出さないという初めて目にするニュースを見た」とし「率直に言って、不動産政策が果たして何を追及しているのかよく理解できない」と指摘した。
また、金鍾仁委員長は「結果的に自身は過失のない住宅所有者に対して不動産投機という名分で税金をどんどん上げるから、何の責任もない人まで苦労している」とし「政府が冷静に、これまでの不動産政策を再点検して、間違っていることは率直に国民に認め、総合的な調整をしてくれるように求める」と述べた。