新中国建国７１周年に北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が送った親書に対し、中国の習近平国家主席が答電を送ったと、朝鮮中央通信と労働党機関紙の労働新聞が２９日報じた。

習主席は２４日付で送った答電で「中華人民共和国創建７１周年に（金正恩）委員長同志から誠意と情熱があふれる祝電を受け、心から感謝の意を表す」と明らかにした。

習主席は「中朝両国は山河がつながり接している隣邦であり、両国間の伝統的な親善は歳月が流れるほど深まっている」とし「私と委員長同志は密接した深い意思疎通を維持しながら、両党、両国関係が新しい歴史的な時代に入るよう導いた」と評価した。

続いて「伝統的な中朝親善を代を継いで継承、発展させ、両国と両国人民によりいっそうの福利をもたらし、地域の平和と安定、発展を追求する用意がある」と強調した。

習主席は労働党創建７５周年記念式に言及し、「７５年間、労働党は朝鮮の人民を一つにして導き、社会主義建設の偉業で大きな成果を上げた」と評価した。

来年初めに予定された労働党第８回大会についても「（金正恩）委員長同志を首班とする労働党中央委員会の堅固な領導の下、朝鮮の人民が新しい戦略的路線を貫徹し、必ず国家の発展と建設で豊かな成果を出すことで、労働党第８回大会を勝利で迎えるものと信じる」と強調した。

これに先立ち金委員長は習主席に「中朝親善を絶えず深め、発展させるために積極的に努力する」とし、中国国慶節（建国記念日、１０月１日）に合わせて祝電を送っていた。