韓経:現代・起亜車、品質引当金3兆4000億ウォン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.20 09:24
現代・起亜自動車が今年7-9月期の業績に「シータ2GDIエンジン」関連の追加引当金など3兆4000億ウォン(約3140億円)規模の品質費用を反映することにした。過去最大規模の品質費用を引当金として計上し、消費者の信頼を回復するという先制的な決定と分析される。
現代車と起亜車はそれぞれ2兆1352億ウォン、1兆2592億ウォンの品質費用を今回の7-9月期の業績に引当金として計上すると19日、公示した。両社は公示で「7-9月期の経営実績に追加引当金設定と先制顧客保護措置のために品質費用を反映する予定」と説明した。また「根本的な改善策の用意とプロセスの革新を通じて品質イシューの再発防止に注力し、消費者の信頼回復に最善を尽くす」と強調した。
現代・起亜車はこの日、アナリストを対象に説明会を開いた。公式業績発表(26日)に先立ち市場の衝撃を最小化する意図があるとみられる。証券業界は現代車の7-9月期の営業利益が1兆ウォンを超えると予想しているが、引当金を反映すれば赤字に転じる可能性が高い。