「徴用労働者像のモデルは日本人」主張に…韓国検察「名誉毀損でない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.19 13:30
◆検察「公共の利益…誹謗の目的ない」
大田(テジョン)地検は19日、「徴用労働者像モデルは日本人」と主張して名誉毀損の疑いで告訴された金素延(キム・ソヨン)党員協議会委員長(国民の力)を証拠不十分で嫌疑なしとした」と明らかにした。検察は被告訴人の金委員長の主張は公益のためのものであり、労働者像のモデルが日本人と信じるほどの妥当な理由があると判断した。
検察は「被告訴人が昨年8月、フェイスブックと報道資料を通じて『ぼろを着てやせ細った徴用像のモデルは朝鮮人ではなく北海道の土木工事現場で虐待を受けた日本人だ。徴用労働者像を撤去すべき』とコメントしたのは認められる」とし「しかしそれが公共の利益に関するものである場合は誹謗する目的があるとは見なしがたい」とし「被告訴人の主張は『強制徴用労働者像建立推進委員会』や『全国民主労働組合総連盟(民主労総)』など銅像建立関係機関や団体などを相手に批判的な意見を述べたものとみられ、労働者像を作った告訴人が批判の対象ではないとみられる」と明らかにした。