『祖国黒書』という別称がついた『一度も経験してみたことのない国』の共同著者であり、寄生虫学者のソ・ミン檀国（タングク）大学医大教授が「文在寅（ムン・ジェイン）大統領は勉強ができない学生の典型」と主張した。

ソ教授は１９９２年ソウル大学医学科を卒業し、ソウル大学大学院で修・博士を終えた寄生虫分野の専門家だ。

ソ教授は８日、ブログに「最近飛び交う質問の中で最も難易度が高いものは『文大統領がうまくやっているものに何があるか』だ」とし「尹錫ヨル（ユン・ソクヨル）検察総長と崔在亨（チェ・ジェヒョン）監査院長を任命した以外は全く思い浮かばない」と綴った。あわせて「業績と評価されているあの２人（尹総長、崔院長）も知らずに任命したが運良く当たっただけで、民主党の金容民（キム・ヨンミン）のようなチョ・グクの子分が追い出そうと大騒ぎしている」とした。これは、文大統領を批判している陳重権（チン・ジュングォン）元東洋（トンヤン）大学教授に対して民事訴訟を起こした金議員を狙ったものだ。

ソ教授は「一言で、業績が一つもないということ」とし「そのような文統（文大統領）を見ると、過去に私が出会った勉強のできない学生たちのことが思い浮かぶ。彼らと文統の間には共通点があまりにも多いため」とした。

ソ教授は文大統領と勉強のできない学生の共通点として▼全科目どれも成績が良くない▼言い訳が多い▼精神勝利をする▼悪い友人と付き合う▼理解できない方法を使う▼肩入れする人がいる－－など６種類を挙げた。

◆「国語・英語・数学はもちろん道徳までも『可』」

ソ教授は「成績が良くない者でも関心がある１・２科目くらいはまあいい。国語・英語・数学はビリでも『道徳』科目でも成績が良ければなかなか良い大人に育つという希望は持つことができる」とし「だが、本当に勉強できない学生は全科目が『良』か『可』だ。文統もまた同じ」と話した。続いて「単位が大きな政治と経済はもちろん、外交や安保などほとんどの科目で『可』水準だが、道徳科目でも『可』だ」と付け加えた。

ソ教授はまた、勉強のできない学生が言い訳するように、文大統領が「不動産価格暴騰」「チョ・グク事態」などに対して前政権やマスコミ、検察改革を反対する勢力を言い訳にしていると話した。続いて「国家負債」「財政健全性」「就職率」についても「この程度なら善戦しているほうだ」「私だからその程度で済んだ」と自賛しているとした。

◆「質の良い友人ではなく、金正恩に執着」

ソ教授は「勉強のできない学生はほぼ質が良くない友人と付き合い、彼らと一緒に時間を過ごそうとして勉強をさらに疎かにする」とし「さらに、本を買うように、塾の費用にするように言われて受け取ったお金を上納までするのが彼らだが、文統もこれと似ている」と国際関係に比喩した。

ソ教授は「正常な国の指導者と広く親密に交流すればいいのに、そのようなこれらと距離を置いて北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）にとてつもない執着を見せている」とし「（北朝鮮から）悪口は言われるだけ言われて自国国民が殺害される侮辱まで受けながらも、一緒に遊ぼうと執着する姿は哀れだ」とした。続いて所得主導成長、原発廃棄などの政策を挙げながら「この政府で経済がうまくいくことはないことを確信させる」とした。

◆「テケ文、『うちの子は頭がいい』という親と同じ」

ソ教授は「勉強のできない学生の親が学校にやってきて、お子さんの成績が良くないと言うと『うちの子はもともと頭はいいのに子供のせいだけにするなんて』と言う」とし「文統の環境も似ている。彼らには文統のすべてを擁護する『テケ文（「テ」ガリガ「ケ」ジョド「文」在寅の略で、文大統領の熱烈支持者）』がいるから」とした。

ソ教授は最後に「文統は全科目で落第点数をつけられる学生ととても似ていて、今後も改善される見込みがない」とし「だから怖い。落第した学生が何をしようがそれは個人の不幸にすぎないが、文統の落第は大韓民国全体の不幸」とした。また「大統領に一言申し上げる」とし「コロナが今あなたを守っているからと言って喜ぶでない。そのように笑える日はそれほど残っていない」と付け加えた。