金正恩委員長「あなたは必ず勝ち抜くだろう」親書…トランプ氏の再選に賭けたか
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が米国大統領選(11月3日)を1カ月前にして新型肺炎に感染したドナルド・トランプ米大統領に見舞いの電文を送ってこれを公開した。3日、対外用メディアである朝鮮中央通信を通じて公開した見舞いの電文は200文字原稿用紙一枚分量だ。これには「トランプ却下、私はあなたと夫人が陽性判定を受けたという思いがけない便りを聞いた」として「私はあなたとあなたの家族に慰問を表わす。あなたと夫人が一日も早く完治することを心より祈る」という内容が書かれていた。また「あなたは必ず勝ち抜くだろう」としながらトランプ大統領に対する信頼を誇示した。
金委員長が新型肺炎に感染した海外首脳に親書を送ったのは今回が初めてだ。これに先立ち、ボリス・ジョンソン英国首相、ホンジュラスのフアン・オルランド・エルナンデス大統領、グアテマラのアレハンドロ・ジャマティ大統領、ブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領などが新型コロナの陽性判定を受けたが、金委員長が親書を送ったという発表はなかった。北朝鮮大学院大学のヤン・ムジン教授は「北朝鮮が今回の大統領選でトランプ大統領の再選を支持しているという点を暗示する」として「トランプ氏が再選すれば米朝関係が急進展する可能性に備えた事前布石とみられる」と分析した。北朝鮮がトランプ氏の再選に賭けたということだ。匿名の外交筋も「今回の大統領選でジョー・バイデン民主党候補が当選すれば、トランプ大統領の北核外交政策全般に対する批判的な見直しの手続きが後に続くだろう」とし「バイデン氏は北朝鮮との非核化交渉を急がないということを金員長自らも分かっているため、金委員長にとってはトランプ大統領の再選が切実だろう」と明らかにした。