「慰安婦被害者の吉元玉さん、寄付するとき心神耗弱状態」 医師が確認(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.16 07:10
重度の認知症を患う慰安婦被害者の吉元玉(キル・ウォノク)さん(92)をだまして数千万ウォンを寄付・贈与させた容疑(準詐欺)で起訴された与党「共に民主党」の尹美香(ユン・ミヒャン)議員に対し、検察が15日、「検事が吉さんと直接面談し、医療スタッフの客観的な精神鑑定の諮問を受けて判断した」という立場を明らかにした。前日、尹氏の「検察が吉元玉さんの人生を否定した」という主張に真っ向から反論した。
◆検察「準詐欺疑惑、客観的資料で立証」
尹氏を捜査したソウル西部地検(ノ・ジョンヨン検事長)は、医療専門家から吉さんの医療記録と精神鑑定諮問結果を受け取り、吉さんが寄付した当時、意志決定が難しい「心神耗弱」状態だったことを確認したという。検察関係者は「検事が吉さんと直接面談し、医療記録と吉さんの状態を照らし合わせてみた」と話した。