側近も分からなかった退陣…安倍氏は没落した英雄『ナポレオン』を読んでいた(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.31 14:26
28日、安倍晋三首相が持病である潰瘍性大腸炎の再発を理由に突然辞任を発表した。記者会見が開かれた日の午後まで最側近も分からなかったほど極秘裏に決まった事案であるため、その背景をめぐってさまざまな報道が飛び交っている。安倍氏がこの時期に辞任を発表したのは、13年前の第1次政権当時の「トラウマ」のためという分析も出てきた。
安倍氏が記者会見で明らかにした内容によると、身体の異常に気づいたのは6月だ。6月13日に受けた定例健康診断で、主治医から「持病再発の兆候がある」と聞き、その後実際に体の調子が急激に悪化した。そして8月17日、7時間半にわたる長い検査を受け、それから1週間後の24日に再発の診断を受けた。