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【コラム】大統領支持率の逆説=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.31 13:59
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39%まで落ちた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率がまた反騰した。韓国ギャラップが先週末に発表した8月第4週の大統領の職務遂行に対する肯定的な評価は47%だった。2週前に比べ8ポイント上昇した。共に民主党(38%)と未来統合党(20%)の差(18ポイント)もまた広がった。

コロナ第2次パンデミックがもたらした反転だ。政府はK防疫の成果に陶酔して自画自賛していたところ、ウイルスの奇襲にあった。傷ついた権威、政権安保の危機から反転の突破口を開いたのは、自ら餌食になってくれた8・15光化門(クァンファムン)集会とこれを主導した一部の教会の非常識な行動だ。その通り、問題は教会だ。

 
はっきりと言っておくが、筆者は防疫指針を守らず国民の不便と混乱を招いた一部の極右勢力を保護する考えは毛頭ない。ところが教会指導者らを呼んで「一部の教会の非常識」「途方もない被害を与えながら宗教的自由を主張することはできない」と訓戒する場面では唖然とするしかなかった。実用と科学で取り組むべきコロナ防疫までも、一部の教会を犠牲の羊としてフレーム戦争に向かわせようということか。光化門広場に響いた「文在寅審判」スローガンと大統領の怒りは無関係だろうか。

コロナとの戦争の渦中にする医師との戦争が尋常でないと感じるのはそのためだろう。内部で争っていても外部の攻撃を受ければ内部の争いはひとまず止まるのが常軌だ。ところがこの政府は医師に対する強硬対応の程度をむしろ高め、破局に向かって進んでいる。このため世間では「国民の安全と生命を担保に医師に圧力を加え、防疫に失敗すれば医師のストのせいにする計算」という声が出ている。特権層の医師と被害を受ける国民の葛藤構図は「富裕層対庶民」の構図と重なる状況だ。

対決的な組分けフレームはこの政権に深く根付いたDNAであり、危機脱出の万能キーだ。3年余りをそのように浪費した。

公正と正義を叫んで弱者と庶民側を自負したチョ・グク前法務長官一家の反則と不公正の実体が明らかになると、突然「統制を受けない政治検察をこのまま置くのか」と言って検察改革の泥沼戦に向かわせた。日本との外交葛藤が貿易紛争に移ると「竹槍歌」に持ち出して日本製不買運動を脱出口にした。

非核化方策のない対北朝鮮和解政策の問題を批判すれば「では戦争をしようということか」と言って戦争対平和のフレームで逆に攻勢をかける。所得主導成長の副作用を指摘すれば財閥対庶民のフレームで応酬する形だ。富裕層対庶民、親日対反日、チョ・グク対尹錫悦(ユン・ソクヨル)、賃貸人対賃借人、ソウル対地方…。葛藤の溝が深まりながら国民は分裂し、政策はつぎはぎで、市場のひずみは深まった。戦いが濃厚な鮮紅色に染まるほど「支持率上昇」という反射利益が大きくなる。危険な反転だ。

政権の人たちは最近「レームダックのない初の大統領」という言葉をよく口にする。民主党20年執権、100年政党論に疑問を呈する人もいない。高い支持率に陶酔したのだろうか、みすぼらしい成績表は見えないようだ。

一つ一つ見てみよう。二極化解消を掲げたが、所得・資産の二極化はさらに深刻になった。雇用政府を自負したが、失業率は高まった。政府が業績として挙げる最低賃金の引き上げと週52時間勤務制はどうか。もともと条件が良い職場だった大企業・金融・公共部門の勤労者の賃金はさらに上がって生活の質が改善したが、政府があれほど保護しようとしていた低賃金労働者と零細業者は職場を失い、さらに劣悪な死角地帯に追いやられた。「夕方がある生活」を掲げたが「夕食がある生活」を心配しなければいけない状況になったのだ。

大統領が就任演説でした約束は守られていない。特権と反則がない世の中も、国民の涙を拭う大統領も、権力機関を政治から独立させるという約束も、適材適所を原則にした不偏不党人事の約束も守られなかった。50%近い支持率と176議席の与党を抱えながらも約束を守ることができなかったとすれば歴史はこれをどう評価するだろうか。しん気楼のような、この大変な支持率の逆説のことだ。

青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)請願38万人(30日午後現在)を超えた時務7条上疏文の主人公チョ・ウンサンは一喝する。「歴史は国王の業績を論じるだけで支持率は論じない」。センスと洞察力が光る言葉だ。

今からでも遅くはない。現実を受け入れて誤りを認めるところから始めればよい。そうするうえで文大統領の就任演説ほど良い教科書があるだろうか。

イ・ジョンミン/論説委員

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