委任統治の論議にこれ見よがしに…金正恩委員長、一日に2件の会議に参加
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.27 08:01
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が25日、政治局拡大会議に続いて党政務局会議を主宰したと労働新聞など北朝鮮メディアが26日、報じた。韓国では彼をめぐり「委任統治」の観測が出てきた状況で北朝鮮メディアは金委員長が一日に2回の会議を進めたと知らせたわけだ。労働新聞などによると、金委員長は政治局拡大会議では新型肺炎の拡大防止および台風8号による被害を減らすための対策を話し合った。続いて第7期第5回党政務局会議では党大会準備委員会を設けるなど来年1月に招集する党大会の準備策について意見を交換した。
金委員長は拡大会議で「国家非常防疫事業に現れている一部の弱点に対して資料的に通知」し、「防疫態勢を引き続き補完・維持して一連の欠陥を根源的に終息するための積極的な対策を全党、全社会的に強力に講じよ」と指示した。その間、防疫に万全を期していると強調してきた北朝鮮で金委員長が「防疫の弱点」を公開的に指摘して対策準備を促した。