韓国国会国防委員会の閔洪チョル（ミン・ホンチョル）委員長が２５日、米国を意識して韓日軍事情報包括保護協定（ＧＳＯＭＩＡ）が事実上自動延長した状況だと分析した。ただ、日本の態度の変化によって外交部がいつでもＧＳＯＭＩＡ協定を終了することも可能だと述べた。

共に民主党所属の閔委員長はこの日午前、ＭＢＣラジオ番組「キム・ジョンベの視線集中」のインタビューで「現在のところ事実上（ＧＳＯＭＩＡが）有効だとみている」と明らかにした。

政府のこうした措置が「米国を意識したものと解釈するのが正しいのか」という質問に対し「事実上そうだ。韓日米安保連携体制の側面で米国の立場があるため」とし「米国は（ＧＳＯＭＩＡ破棄に反対する）昨年の立場から変わりはないと把握している」と答えた。

韓国政府は昨年８月、ＧＳＯＭＩＡ終了を日本政府に通知したが、同年１１月に条件付きで終了を猶予した。ＧＳＯＭＩＡは終了通知がなければ１年ごと自動延長する構造であり、２４日に終了通知時限が過ぎた状況だ。

閔委員長は日本が追加で規制を出す場合、またＧＳＯＭＩＡカードを活用する可能性があると述べた。閔委員長は「問題は日本の態度」とし「我々の政府の立場では、終了効力が留保されたことを実現できる措置を取る可能性もある」と話した。