韓国、集中豪雨で8日だけで55件、今月に入り全国667カ所で土砂崩れ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.10 08:33
集中豪雨で土砂崩れの可能性が高まり、土砂災害警報・注意報が韓国全土に拡大して発令された。
9日、山林庁土砂災害予防支援本部によると、この日午前9時基準で、全国81市郡区に土砂災害の予報が出された。このうち、土砂災害警報が発令されたのは全羅北道(チョルラブクド)茂朱(ムジュ)・長水(チャンス)、慶尚南道(キョンサンナムド)居昌(コチャン)・山清(サンチョン)など24カ所だ。忠清北道(チュンチョンブクド)報恩(ポウン)・永同(ヨンドン)、全羅南道(チョルラナムド)江津(カンジン)・羅州(ナジュ)など57カ所には土砂災害注意報が発令中だ。京畿(キョンギ)地域は31市郡全域に土砂災害警報・注意報が下された。
これに先立ち山林庁は、8日午後12時を期して全国16市道に土砂災害危機警報を最高段階である「深刻」に引き上げた。南部地方を中心に集中豪雨が降った8日一日だけで各地で55件の土砂崩れが発生した。8月に入り、合計667件の土砂崩れが発生したことが分かった。忠清北道が314件で最も多く、京畿131件、忠南97件、江原(カンウォン)72件、慶尚北道34件などだ。土砂崩れによる死亡者は9日午後4時30分基準で19人だ。