【コラム】偵察衛星拡充し北朝鮮の挑発に備えなくては(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.20 11:01
米国の偵察衛星「キーホール」は250キロメートル離れた宇宙空間から地上の5センチメートルの物体まで把握できる。日本は地上の30センチメートルの物体まで把握できる偵察衛星で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がどこから出てきてどの建物に入るかを把握できると日本メディアが報道したことがある。
金正恩は5センチメートルの物体まで把握する米国のキーホール衛星の追跡に対してどう考えるだろうか。どこへ行こうと金正恩が最も恐れるのは米国の偵察衛星だろう。キーホール衛星は遠い宇宙を覗いて見るための直径2.4メートルの反射鏡を装備したハッブル望遠鏡が遠い宇宙ではなく地球を覗いて見るようなものだ。金正恩としては動きが手の平を見るようにうかがえるキーホール衛星の存在に鳥肌が立つだろう。