韓国の新型コロナウイルス感染者数が一日に６０人増え、累計で１万３６７２人となった。

疾病管理本部中央防疫対策本部は１７日０時基準で一日の新型コロナ新規感染者は６０人で、累計感染者数は１万３６７２人に増えたと明らかにした。

新規感染者は海外入国者が３９人、国内発生者が２１人で、海外入国者が地域発生者よりも多かった。海外入国者のうち２５人は検疫所で確認され、このほかソウル２人、京義道１０人、慶尚南道２人だった。地域発生者はソウル７人、京義道５人、光州５人、大田１人、済州３人。済州で新型コロナ感染者が確認されたのは５日以来１２日ぶり。

隔離解除者は６４人増えて計１万２４６０人で、現在９１９人が隔離中。死者は２人増えて計２９３人となった。新型コロナの致命率は２．１４％。

一方、政府は新型コロナ感染が急速に拡大しているイラク現地の韓国人を早ければ来週から国内に特別輸送することにした。

丁世均（チョン・セギュン）首相はこの日、政府ソウル庁舎で開かれた中央災難安全対策本部会議で、「政府はこの方たちの早期帰国を支援するため早ければ来週から特別輸送をすることにした」と明らかにした。続いて「すでにチャーター機で一部の勤労者が帰国したが、まだ８００人ほど残っている」とし「外交部と国土交通部は武漢とイタリアの韓国人搬送経験を教訓に、輸送と検疫、隔離、治療など支援に問題がないよう措置を取ってほしい」と述べた。

防疫当局によると、最近の海外入国患者の多くが韓国企業が受注したイラク建設現場からの帰国者という。現在イラクでは毎日２０００人以上の感染者が確認されている。

鄭首相は「国益のために家族と離れて働きながら感染病の脅威にまで露出した勤労者の安全と健康を保護するのは国の基本的責務」と強調した。