日本でも関心「ゾンビ映画のような現実」 韓国コロナ戦士35人の告白(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.09 10:25
8日正午、大邱市中区(テグシ・チュング)ある飲食店。慶北(キョンブク)大医大の李載泰(イ・ジェテ)教授と大邱市医師会のミン・ボッキ新型コロナウイルス(新型肺炎)対策本部長、漆谷(チルゴク)慶北大病院のキム・ミレ看護師ら医療スタッフ3人が集まった。6000人以上の新型コロナ感染者が発生した大邱で文字通り死闘を繰り広げた代表的な医療関係者だ。
彼らが一堂に会した理由は、新型コロナと戦う中で感じたことなどをメディアに知らせるためだ。先月中旬、彼らを含めて大邱で活動した35人の医師・看護師は『そこに希望を植えました』という本を出版した。350ページからなるこの本には、医療スタッフが新型コロナと死闘を繰り広げる中で感じた感染への恐怖、無力感、同僚医師の死を見守った本音などが詳しく書かれている。