【社説】グローバルホーク到着の非公開…韓国軍は北朝鮮を気にするべきでない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.22 11:44
韓国国防部が導入した高高度無人偵察機グローバルホーク(RQ-4)の韓国到着をハリー・ハリス駐韓米国大使が先に公開したことをめぐり論議が起きている。ハリス大使はグローバルホークが韓国国内に入った19日、自身のツイッターでこうした事実を知らせた。ハリス大使は「韓米同盟に非常に良い日」と説明した。国防部は「適切でない」という反応だ。グローバルホークの導入は国民の税金1兆ウォン(約870億円)が投入された対北朝鮮偵察事業だ。国民は当然、知る権利がある。
この偵察機は挑発を繰り返す北朝鮮軍の動向を監視する重要な手段となる。高度20キロを飛行しながら地上にある30センチの大きさの物体を識別する。非武装地帯の南側上空から平壌(ピョンヤン)市内の動きまで把握できる戦略資産だ。在韓米軍の高高度有人偵察機U-2の機能もする。米国に依存してきた北朝鮮の戦略情報のかなりの部分を自ら解決できる。威嚇的な北朝鮮弾道ミサイルにも精密な対処が可能だ。それで過去の政府はグローバルホークが戦時作戦統制権(戦作権)転換後の韓国軍独自の作戦遂行に必要だと考えた。巨額を投入して4機の導入を決めた理由だ。したがってグローバルホークに対する国民の関心も大きかった。