韓国政府が新型コロナウイルス感染症の拡散で困難を経験している日本や米国、韓国戦争（朝鮮戦争）参戦国などに人道的次元で保健用マスクの支援を検討している中、韓国国民１０人に約７人はこれに賛成していることが明らかになった。

韓国のメディア「オーマイニュース」は２１日、世論調査専門機関リアルメーターに依頼して全国成人男女５００人（通話８１５７人、回答率６．２％）を対象に保健用マスクの海外支援に対する賛否世論調査を実施した。

調査結果、賛成が６７．５％となり反対の２５．２％よりはるかに多かった。「賛成する方」が４０．４％で最も多く、「非常に賛成」が２７．１％だった。「反対する方」は１４．７％、「非常に反対」は１０．５％だった。「分からない・無回答」は７．３％だった。

一方、韓国政府は必要である場合、マスク需給が難しい国にマスク支援を検討中だと伝えられた。外交部高官は２０日、記者会見で「日本に対しては昨年の“報復性”輸出規制措置もあり、さまざまな懸案において心地悪いのが事実」とし、「ただ、政府が日本への対応はツートラック（ｔｗｏ－ｔｒａｃｋ）原則を守っているため、必要であれば（マスク支援を）検討するものとみられる」と話した。